靈明神社出版記念祝賀会の開催報告

去る令和4年11月6日(日)ホテルグランヴィア京都において、このたび出版させていただきました『幕末勤王志士と神葬-洛東霊山・靈明神社』(村上繁樹編著、ミネルヴァ書房、2022年10月)の出版記念祝賀会を開催していただきました(主催:霊明神社霊明会ならびに霊明神社崇敬奉賛会)

 

祝賀会には、霊明会や崇敬奉賛会の会員さまを中心に、霊明神社や神主がお世話になっている関係者の皆さまにご出席いただきました

まずは、このような祝賀会を賑々しく開催していただき、お祝いいただきましたこと、心より感謝申し上げます。また、祝賀会には出席がかなわなかった皆さまからもたくさんお祝いいただきました。お心遣いに感謝申し上げます

 

当日は、霊明神社に源流がある靖國神社の宮司・山口建史さまと、神主と長くお付き合いある京都市長・門川大作さまより祝電を頂戴し、会場にてご披露させていただきましたこと、ご報告させていただきます。お心をお寄せいただき、誠にありがとうございました

 

以下、当日の様子をお写真にて、ご紹介させていただきます

なお、祝賀会のイベントとして上演いただきました「志士ミニ芝居」(刀剣座)については、あらためて動画に編集し、皆さまにもご覧いただけるようにしたいと考えておりますが、尊攘派の志士が新選組に斬られ、霊明舎(霊明神社)にて神葬されるというあらすじで、殺陣を中心に構成されたミニ芝居でございました。刀剣座の皆さま、お忙しいところ、オリジナルのお芝居を演じていただき、誠にありがとうございました

崇敬奉賛会事務局長による開会の宣言
崇敬奉賛会事務局長による開会の宣言
発起人代表の崇敬奉賛会会長・梅田昌彦さまのご挨拶
発起人代表の崇敬奉賛会会長・梅田昌彦さまのご挨拶
編著者の霊明神社8世神主・村上繁樹の挨拶
編著者の霊明神社8世神主・村上繁樹の挨拶

霊明会・会長の松本碩之さま代理で副会長の川合康弘さまによる乾杯の音頭
霊明会・会長の松本碩之さま代理で副会長の川合康弘さまによる乾杯の音頭
乾杯
乾杯
執筆者の皇學館大学文学部神道学科・松本丘教授のご挨拶
執筆者の皇學館大学文学部神道学科・松本丘教授のご挨拶

執筆者の歴史研究家・舟久保藍さまのご挨拶
執筆者の歴史研究家・舟久保藍さまのご挨拶
出版社のミネルヴァ書房・代表取締役の杉田啓三さまと取締役・編集担当の杉田信啓さまによるご挨拶
出版社のミネルヴァ書房・代表取締役の杉田啓三さまと取締役・編集担当の杉田信啓さまによるご挨拶
刀剣座さまによる「志士ミニ芝居」
刀剣座さまによる「志士ミニ芝居」

有志によるお祝いの言葉
有志によるお祝いの言葉
有志によるお祝いの言葉
有志によるお祝いの言葉
有志によるお祝いの言葉
有志によるお祝いの言葉

氣比神社宮司・角鹿尚計さまのお祝いの言葉
氣比神社宮司・角鹿尚計さまのお祝いの言葉
編著者の霊明神社8世神主・村上繁樹のお礼の挨拶
編著者の霊明神社8世神主・村上繁樹のお礼の挨拶
神主より梅田会長へお礼の花束の贈呈
神主より梅田会長へお礼の花束の贈呈

崇敬奉賛会副会長・竹本知行さまによる閉会のご挨拶
崇敬奉賛会副会長・竹本知行さまによる閉会のご挨拶
会場の様子1
会場の様子1
会場の様子2
会場の様子2

最後になりましたが、今回お世話になりました会場のホテルグランヴィア京都さまには厚く御礼申し上げます

 

また、司会をご担当いただきました森真理さまにおかれましては、ともすれば固くなりがちな祝賀会を終始和やかな雰囲気で進行してくださいました。心より御礼申し上げます

 

最後の二枚を除き、お写真をご提供いただきましたのはワンダス写真館の武田定師さまです。武田さまは出席者というお立ち場ではございましたが、ご厚意で撮影いただきました。お心遣いに感謝申し上げます

※詳細はここでは他に譲りますが、武田さまは坂本龍馬と親交があった文人・板倉槐堂が養子に入った武田家のご子孫で、槐堂の玄孫でいらっしゃいます。槐堂の実弟である文人・江馬天江の神道葬祭を霊明神社4世神主・村上歳太郎が斎行しています

 

受付をご担当いただいた皆さまなど、お名前をあげればきりがないほどに、多くの皆さまにご尽力いただき、お祝いいただきました。あらためて、多くの皆さまに支えられていることに気づかされ、言葉では言い尽くせない感謝の気持ちでいっぱいです。皆さまのご恩に報えるように、日々神明奉仕に尽くし、この小さな神社が歴史的に、宗教的・神道史的に果たした役割をより多くの人に伝え、その価値を共有できるように尽力してまいる所存です。今後とも変わらず、霊明神社を崇敬いただき、村上家とお付き合いいただければ幸いです。本当にありがとうございました


 

<目次>

はじめに(村上繁樹)

 

 第Ⅰ部 霊明神社の歴代神主

 

一 創祀者 初世 村上日向目源都愷大人(村上繁樹)

 1 都愷、初世神主となるまで

 2 朝廷に出仕する

 3 霊明社の創建に至るまで

 4 神葬墓地創設の適地、霊鷲山

 5 用地の獲得と霊明社の創建

 6 「猿田彦命神石略伝」

 7 都愷、神去る

 [史料紹介]

 

二 二世 村上丹波源美平大人(村上繁樹)

 1 美平を知る

 2 美平、二世神主となる

 3 美平、神去る

 [史料紹介]

 

三 三世 村上丹波源都平大人(村上繁樹)

 1 都平を知る

 2 吉田家からの永世許状

 3 都平、三世神主となる

 4 霊山に霊明社の屋敷を初めて建立

 5 新たな神葬地開拓

 6 志士の埋葬と招魂祭

 7 文久三年(一八六三)の霊明社

 8 元治元年(一八六四)の霊明社

 9 禁門の変とその後

 10 慶応から明治へ

 11 招魂の社となる

 12 招魂社の建立がつづく

 13 廃藩置県と上知

 14 養正社の設立

 [史料紹介]

 

四 四世 村上歳太郎都順大人(村上繁樹)

 1 歳太郎を知る

 2 六世神主春一の思い出

 3 明治維新期の歳太郎

 4 霊山に帰る

 5 歳太郎、四世神主となる

 6 名目上の隠居

 7 招魂祭斎主を務める

 8 歳太郎の孫娘のこと

 

五 五世 村上市次郎大人(村上繁樹)

 1 市次郎を知る

 2 青年期の市次郎

 3 高松神明神社

 4 高松神明神社神官に就任

 5 私塾省思館の開設

 6 高松神明神社記録

 7 市次郎、神去る

 8 市次郎への思い

 

 

 第Ⅱ部 幕末志士の招魂と神葬祭の歴史

 

一 志士の埋葬と招魂祭 (舟久保藍)

 1 船越清蔵――霊山における志士招魂祭の嚆矢

 2 松浦松洞――霊山における実葬の嚆矢

 3 吉田玄蕃――招魂祭を営み霊山を支える

 4 久坂玄瑞と神道思想

 5 靖国神社の源流となる招魂祭

 [史料紹介]

 

二 神葬祭の歴史と霊明社(松本丘)

 1 神葬祭への歩み

 2 儒葬から神葬へ

 3 山崎闇斎学派の葬祭説

 4 吉田流葬礼の普及

 5 国学の台頭と神葬祭普及運動

 6 人神祭祀と招魂祭の発生

 7 霊明社の神葬祭

 8 明治以降の神葬祭

 

あとがき(村上繁樹)

 

資料編

 「霊明神社神名帳」

 霊明神社・村上家関係年表

 

人名・事項索引